実績解除:勝利を讃えよ

Civ5実績中最難関と名高い「勝利を讃えよ」の解除に成功しました。前回の「ローマよ、永遠であれ」と比較すると戦争状態が固定されない分、運ゲー要素がかなり大きいゆえにこちらの方が難しいと感じる人が多いようです。何より宣戦布告される文明やタイミングによって展開が大きく変わってしまうので、他の人の攻略やプレイレポを読んでも全然参考にならないのが問題点ですね。

 

ただ個人的にはしっかり立地を選定してやれば難易度としてはローマの没落より低いのではないかと思います。少なくとも西ローマの難易度に比べれば屁みたいなものです。実際3回目のプレイであっさり解禁してしまい逆に困惑しています。ぶっちゃけこのシナリオで一番難しいのは立地選定なのでは? と感じるほどです。何せマップの再生成コマンドがありませんので。

 

f:id:paraphrohn:20181013230647j:plain

40分くらい粘って出した立地です。ポイントとしては

ポルトガルとの間に山岳

・都市を建てた際に、即座に食料8以上を確保できる(餓死防止)

の2点です。高級資源とかは割とどうでもいいですが、馬があるとずいぶん楽になると思います。

 

f:id:paraphrohn:20181013230842j:plain

山岳を引いた場合、山岳側を首都にするのがいいと思います。左下の開拓者は1ターン歩いて食料を確保できる位置に都市を建てています。すでに都市攻撃マークが出ているのはポルトガルに宣戦布告したためです。理由は後述します。

左上に歩いて都市を建てると図のようにイギリスのねじ込みを許してしまいますが、イギリス領侵略の足がかり&反対側からの遠隔攻撃の的にできる分むしろ有利です。制圧速度自体はどうしても落ちてしまいますが。

 

まあ立地は基本中の基本として、上に書いた通りこのシナリオはプレイレポを書いても大して参考になりません。なので、ある程度汎用的であろうテクニックをいくつか書いていくことにします。とにかくこのシナリオは展開が固定されていないので、最初から「ポートエリザベスケープタウンを落としてイギリスと和平、その後スワコプムンドを落として……」みたいに展開を決めてかかるとまるでうまくいかずモチベーションが消え去ってしまいます。なので、とりあえず最低限やるべきことだけ決めて(例:ズールーを死守)、後はその場で最も文化が稼げそうな行動を取り続けるのが一番有効だと思います。実際のプレイは前回と同じく最後に載せます。

 

・まずはポルトガルに宣戦布告

東側に山岳のある立地を引いた場合、ポルトガルの侵略路は北か南かの2択になりますが、これらはいずれもズールーが塞いでくれます。つまりズールーの都市が落ちない限りはポルトガルと戦争してもこちらにユニットは来ないわけです。しかしズールーは非常に弱く、ポルトガルと戦争になった場合10ターンくらいで滅亡します。なのでポルトガルとズールーの戦争を防いでやる必要があります。というわけでポルトガルをボーアとの戦争状態にしてやるわけです。ちなみに今回のプレイではあんまり上手くいきませんでした。

 

・初手ランツクネヒト購入

北アフリカ文明と出会うのももちろんですが、それ以上にヨーロッパ諸国と出会うのが目的です。理由は後述します。

 

・まずはライフル砲3、続けて第二都市→首都の順に文化設備を整える

さっさとイギリスから都市を奪い取りたいためです。目標はねじ込まれたモンバサかポートエリザベスになります。首都がライフル砲2作る間に第二都市でライフル砲が完成すると思うので、その後国立博物館円形闘技場、オペラハウスを第二都市→首都の順に交互に建てていきます。建物を建てていない都市はひたすらライフル砲か、足りなくなれば白兵ユニットを生産します。南部戦線が落ち着いたら隊商とか作り始めてもいいと思います。

 

・馬を利用した占領合戦

領土内に馬が湧いているか、運よく馬を輸入できた場合限定になります。ポート・エリザベスケープタウン、スワコプムンドの3都市はできれば占領したいのですが、よっぽど速攻で落とさない限り大量の海軍ユニットのせいで維持がままなりません。というわけで前回も書いた占領合戦に持ち込んでこれら都市を囮にしつつ、ライフル砲で愚かな海軍を破壊していきます。

都市占領用ユニット(イギリスの場合私掠船、ドイツの場合ブランデンブルク級戦艦)分の文化と、ライフル砲で破壊した海軍分の文化が毎ターン入ります。ある程度人口が減ったら都市を燃やして内陸に都市を建て直します。ケープタウンだけはこれができないので維持するか、難しそうなら北アフリカ文明に売ってしまうといいと思います。

この戦術が有効になるのはこちらのライフル砲が揃い、敵の海軍量が増えてくる中盤以降です。特にドイツは美味しいです。また敵の海軍白兵ユニットは視界外でぶらぶらしてることが多いのですが、こちらが沿岸都市を所有している場合には一斉に沿岸都市に襲ってくるので撃破効率が格段に上がります。

馬がなくても、人口を減らした都市からの遠隔攻撃のみならば外国人義勇兵で充分耐えられるのでこれを囮にライフル砲掃射を行うことができます。この場合は鉄の略奪を忘れないようにしましょう。

 

エチオピアに和平交渉をお願いする

このシナリオ最大の敵はエチオピアです。こいつらも戦争から文化を入手してしまうので、出会った段階で戦争状態にあった場合は即座に和平交渉のお願いを申し出ましょう。

 

・ヨーロッパ文明すべてに宣戦布告

このシナリオにおいて、ヨーロッパ文明は共同宣戦以外での宣戦布告を行いません。また戦争状態にある文明は戦争を控えるので、イタリアやフランス、ベルギーのようにどう考えてもアウトオブ眼中な文明にも宣戦布告しておくことでエチオピアが戦争を起こす確率を大幅に下げられます。また北アフリカ諸国を守ることにもなるので一石二鳥です。エチオピア北アフリカ諸国は仲良くしてくれるように祈りましょう。トルコはだいたい瀕死ですし、モロッコとエジプトは穏健派なのでそこまで戦争にはならないと思います。

 

・適当なタイミングでズールーを崩壊させる

イギリスとドイツだけを処理している場合、エチオピアに得点で追いつけないことがほとんどだと思います。なのでユニット数に余裕が出てきたらズールーの都市を適当に落としてポルトガルを領土内に引き入れすり潰していきます。ライフル砲をきちんと揃えていれば1ターン50~100程度の文化になります。今回はドイツがズールーからウムグングンドロヴを受け取っていたようなので80ターン頃に占領してポルトガルに明け渡しました。

 

・相手の軍が引いたら即座に反攻

再侵攻を待っていたら日が暮れます。さっさと外国人義勇兵→ライフル砲と陣形を組んで反攻しましょう。25ターン頃からは相手のライフル砲が増え、大将軍城塞がないと義勇兵がバタバタ死んでいくので積極的に城塞にしていきます。占領合戦に持ち込む予定なら都市に横付けしなくていいです。

 

ざっと思いつくところだとこの程度です。つまり理想の(あり得る)展開としては

・ボーアがズールーを、ズールーがボーアを守るwin-winの関係を築きつつ

・3つの沿岸都市に襲い掛かり、さっさと占領して押し寄せる海軍を文化に変え続け

・ユニットに余裕が出たらズールーを襲いポルトガルと陸続きに

・後はポルトガルの兵を文化に変えて終了

という流れです。実際、ボーアとポルトガルが戦争状態にあれば、ズールー、ひいてはボーアの安全は保障されたようなものなので気兼ねなくイギリス・ドイツを襲えます。ポルトガルからの安全が保障されている状態でイギリスやドイツから都市を切り取れない場合は残念ながら実力不足と言わざるを得ません。

 

ちなみに実際のプレイではほとんど達成できていません。何せこんな展開だったからです。

 

0ターン

5回ほどここまでリロードしたんですが、ズールー滅亡の未来は避けられませんでした。この時はポルトガルに宣戦布告する発想がなかったためです。

 

2ターン

というわけでポルトガルに宣戦布告します。同ターンイギリスにモンバサを建てられました。

 

7ターン

イギリスとドイツの共同宣戦を受けるのですが、ズールーからも宣戦布告されてしまいます。こいつのせいですべての歯車が狂ってしまいました。とりあえずリロードし、ドイツに宣戦布告することでイギリスからの宣戦を回避します。イギリスのほうが軍事的に脅威だからです。ズールーからの宣戦はどうあがいても回避できませんでした。しょうがないので外国人義勇兵総がかりでプレトリアを防衛します。

 

14ターン

イギリスとドイツがズールーに共同宣戦しました。本当は避けたかったのですが、ズールーに襲われている中でイギリスに宣戦布告する余裕はなかったのでしょうがありません。インピは最低10体は倒したと思います。

 

18ターン

ズールー・ドイツと和平を結びます。両方とも対等和平でした。今後ズールーとは常にマブダチであり続けます。非難声明はすぐ飛ばされましたがこのシナリオにおいてはまあ挨拶みたいなものです。

 

21ターン

ズールーを守るためにイギリスに宣戦布告します。が、イギリスの軍量が異常に多く全然進軍できませんでした。今までは開始2ターンでイギリスとの戦争が始まっていたため兵を溜め込んでなかったんですね。

 

31ターン

相当頑張ってイギリスのユニットを消していったんですが、残念ながらウルンディがイギリスに占領されてしまいます。ズールーの軍備はボーアが壊滅させてしまったので当然の結果です。今思えば、この時点で即座にウルンディの解放に向かっておくべきでした。

 

35ターン

モンバサを占領、占領合戦に備えて燃やしますが普通に耐えてしまいます。しょうがないので傀儡として維持して盾にしておきます。馬のためにケープタウンの領土を大将軍城塞で削りましたが、2ターンで馬が略奪されたので無意味でした。

このころには国立博物館が揃っていました。

 

45ターン

ポート・エリザベスを占領して燃やします。この前にドイツ・ベルギーから宣戦布告されてますが無視します。

ここまでに首都に著述家ギルドを建てていたようです。

 

50ターン

イギリスの領土内を通過したポルトガルに首都が襲われます。せっかくポート・エリザベスの完全破壊に成功したのに、このせいで都市を建て直す暇がありませんでした……

たまたま内政注力していたこともあり、ポルトガルのラッシュと、イギリスのモンバサへの攻勢を同時に捌く軍量がなかったのでモンバサはエジプトに売り払いました。が、どうやっても国境を開放してもらえなかったのでケープタウン攻略をあきらめることになります。何やってるんですかね……

 

55ターン

ポルトガルと死闘を繰り広げてる間にポート・エリザベスが再建されてしまいます。

ちなみにドイツがエチオピアと和平して、ボーアが全ヨーロッパ文明と戦争状態になったので今後エチオピアは平和を謳歌させられることになります。

この頃大著述家が生まれましたが、スロットがなかったので首都に円形闘技場を購入して傑作に変えています。

 

68ターン

ウルンディを解放してポルトガルに蓋をします。ちなみにズールーはすでにドイツにノバンバを落とされていて、ウムグングンドロヴも常にHPゲージが真っ黒でした。ライフル砲でドイツの白兵ユニットを地味に削っていたのが効いたようでギリギリ滅亡を免れています。

ここまでに第二都市に円形闘技場・著述家ギルドが建っていて、オペラハウスに着手しているようです。首都にはオペラハウスまでが揃っていました。

 

72ターン

ドイツがズールーからウムグングンドロヴを貰って和平します。次ターンにノバンバを解放します。この時点でエチオピアとの差は800点ほどで、さすがにヤバくなってきたのでスワコプムンドの占領に乗り出します。

第二都市でのオペラハウスの完成に合わせて首都で民族抒情詩→エルミタージュ博物館と建設しています。74ターンエルミタージュ完成で、これ以降はユニット生産に全力です。

 

81ターン

ドイツのウムグングンドロヴを占領し、解放することなくポルトガルの通路として明け渡します。これでポルトガル兵を文化に変えることができます。

このころスワコプムンド攻略隊は文化を優先して都市よりも敵ユニットを優先して殴っていたのですが、これは失敗でした。

 

93ターン

スワコプムンドをやっと占領します。今まで敵ユニットが1~2体しか見えなかった海上に、突如大量の私掠船とブランデンブルク級戦艦が現れて大喜びです。さっさと占領しておくべきでした。

 

95ターン

ポルトガル軍が撤退したので傷ついた義勇兵を先頭に追撃します。この時エチオピアとの点差は250点ほどで完全に諦めモードでした。

 

98ターン

大著述家が生まれて大喜びです。勝てるとは思ってませんでした。とりあえずブランデンブルグ級戦艦2隻とライフル砲4体と一緒に文化に変えておきます。

 

99ターン

300点くらい入手してエチオピアを抜かしました。80点差くらいでエチオピアは戦争してない状態だったので勝ちを確信していたんですが、エチオピアのターン開始と同時に普通に抜かされ思わず叫んでしまいます。

 

100ターン

めっちゃ落ち込んでたんですが何故か勝利画面が現れました。どうやら99ターンに敵ユニットから入手した文化力が点数に加算されたようです。自分だけ点数加算されるの卑怯じゃない?とかちょっと思いましたがなんか勝ってしまいました。拍子抜けです。

 

f:id:paraphrohn:20181014001312j:plain

点数遷移です。ギリギリもいいところですが勝ちは勝ちです。ポルトガルとの本格的な戦闘が始まってから文化の伸びがだいぶ良くなりました。スワコプムンド占領後はもっと伸びました。つまりさっさと戦争しろというわけです。ウルンディ・ノバンバは解放せずにポルトガルのユニットをある程度処理させてからズールーに売ったほうがよかったのかもしれません。この辺は要改善なんですが、別にもう一度やりたいわけでもないのでやりません。

ていうかプレイ全体通してミスまみれなのに勝利できてしまったので、実は点数を稼ぐことよりもエチオピアに恒久の平和を与えることに注力したほうが有効なのかもしれません。実際、この前のプレイ(ポルトガルとの戦争を回避し続けてしまったため点数足りず敗北)ではエチオピアは4800点しか稼げていませんでした。