前々回の「ローマよ、永遠であれ」、前回の「勝利を讃えよ」に続き実績解除シリーズ第三段です。今まで以上に攻略記事していないです。
そういえば前回の創造主ボーアではシナリオについての説明を省いていたのですが、そもそもシナリオのルールが把握できていない人はあんなマゾプレイクソゲー難しい挑戦はしないだろうということでした。今考えました。申し訳ありません。
ただ今回もやっぱりシナリオの説明を1からやるのは大変なので、こちらのプレイレポを見ていただくのが一番わかりやすいと思います。
ローマの没落に引き続き、戦争内政ともに隙のない超上級者ringo_さんのレポです。ですが、パッチでの仕様変更によって、地味にあんまり参考にならなくなってきている節があります。 なのでこのような王道を行く派手派手プレイではなく、最小限の努力で勝利することを目指しました。
さて今回の記事がなんで攻略記事していないかと言えば、このSSを見ていただければ早いと思います。
95ターン目くらいで憎きエチオピアをぶち抜き1位、勝利が確定している98ターン目の状況です。ターン収入の1/15程度がスコアに加算されるらしいオスマントルコにおいて何よりも重要なのはターン収入なのですが、現在の歳入3322のうち実に2674ゴールドが取引収入です。（無意味と分かっていても）全都市で全力でゴールド生産をしているにもかかわらずです。最初はゴールド重視の内政をしつつ戦争でヨーロッパを追い立てる内政・戦争ともにハイレベルな実力が求められる難関シナリオだと思っていたんですが、これに気付いたら途端に雑魚になりました。
というわけで簡単な攻略です。イタリアを叩きのめして、北アフリカ勢＆エチオピアと友好を結んで、現金を渡してターン収入を貰うだけです。終わりです。
相手のターン収入を根こそぎ奪ってやれば、AIは「ゴールドが足りない」と判断して、ゴールド生産寄りの行動をします。なので次のターンにはターン収入が復活しています。
こちらは現金こそ渡したものの、莫大なターン収入を得ているので1ターンあればAIのターン収入を再度根こそぎ奪うくらいの現金にはなります。足りなくてもヨーロッパ海軍を適当に殴れば溜まります。これを繰り返すだけで2000ゴールド/ターンくらいは楽に届きます。ちなみにプレイレポでは35ゴールドあたりターン収入1と書いてありますが、仕様変更で28ゴールド当たりターン収入1になったようです。正確には27.6くらいですが、好感度稼ぎもかねて多少過剰に渡しておきましょう。
上のSSではヨーロッパ諸国から賠償金をもらっているためもうちょっと伸びていますが、エジプトと友好を結べたのが80ターンくらいだったため多少無理してスコアを伸ばしに行っているためです。序盤から友好が結べていたら賠償金なしでも問題ないです。というかエチオピアへの宣戦布告を避けるために戦争状態にしておいた方が安定すると思います。
ちなみにこの戦略を取っている限り、リスボン以降の都市を落とす必要はありません。なぜなら維持が困難な上に、友好国のターン収入は0になっているので都市を売ってスコアに変えることができません。せいぜい敵対的なヨーロッパ諸国に売っぱらう程度です（上のSSでは、フランスの3都市をイギリスに売ってます）。都市攻略にかかるコストとユニット損耗を考えれば、都市は落とさずにひたすら海上戦力を殴っていった方が明らかに効率がいいです。
また、パッチでの仕様変更なのか、リスボン近辺あたりからヨーロッパ海軍の数がどえらいことになり戦線を上げるのにかなり苦労するようになります。それに併せて都市を落とすのはしんどいだろうと思います。僕みたいに全都市で富を生産するとかいうアホなことしてなければ海軍力で押し切れるかもしれませんが、どうも割に合わない気がします。
つまるところ友好関係を築きながらイタリアを叩きのめせばまず勝ち確になるわけですが、ここに至るまではかなり大変です。AIの軍事行動がかなりまともになったので、プレイレポの通りにやってると大体超ぶっ壊れUUであるカイオ・デュイリオ級戦艦が雲霞の如く襲い掛かってきて都市が2ターンで落とされます。簡単に言えば、「確実に都市を落とせる戦力」が溜まるまで、無謀な突撃を避けるようになったようです。
なのでイタリア戦は相当に厳しいです。0ターン目に全石炭を奪うのは当然ですが、それでも数隻のカイオ・デュイリオ級建造は許してしまいますし、宣戦布告された場合石炭が復活して、カイオ・デュイリオ級をしっかり揃えて侵攻してきて滅びます。
というわけでイタリア対策に使える戦法をいくつか記します。
・鉄リセマラ
最低4鉄は欲しいです。2鉄ではカイオ・デュイリオ級1隻さえ沈みません。30分くらいリセマラすれば1回は6鉄引けると思います。
・石炭リセマラ
開幕にエチオピアに宣戦するのは当然ですが、和平交渉で鉄と石炭が貰えれば相当楽になります。そうでなくても、和平後に石炭を売ってもらえれば拿捕したカイオ・デュイリオ級で暴れまわれ、またカイオ・デュイリオ級に対抗できる装甲艦の製造も可能になるので相当楽になります。私掠船？ あんなのツーパンでやられるんでゴミです。
・拿捕リセマラ
フリゲートが2～3揃ったら私掠船を敵視界内に入れて、カイオ・デュイリオ級の数が揃ってしまう前に釣り出しからの拿捕を狙います。私掠船は当然撃沈されるので2隻必要になります。フリゲートの攻撃順を入れ替えたりして何とか拿捕しましょう。成功率は30%くらいです。1隻拿捕できれば、（石炭さえ手に入れば）50％の確率で拿捕できるようになるのでずいぶん楽になります。そうでなくても海軍白兵ユニットが不足しがちな序盤では大きな助けになります。今回のプレイでは1隻しか生き残りませんでした。
・イタリアの軍量リセマラ
理由は分かりませんが、たまにカイオ・デュイリオ級の数がやたら少ないときがあります。気のせいかもしれません。
リセマラばっかりですね。クソゲーですかね。一応リセマラ以外の攻略もあります。
・宣戦依頼について
イタリア→モロッコの宣戦依頼は割と楽に通って、かつ効果的です（モロッコは首都が内陸なので、カイオ・デュイリオ級が効果を発揮しません）。一方でイタリア→エジプトの宣戦依頼は通りにくく、しかもエジプトへの宣戦依頼が通っている場合たいていカイオ・デュイリオ級の開幕ラッシュがトリポリかベンガジになって詰みます。
しかしここの宣戦依頼を通しておかないとイタリアを叩きのめしてる間にエジプトが非難声明を飛ばしてきます。何て野郎だイスマイル・パシャはラムセス二世同様一回嫌われるとなかなか機嫌を戻してくれないので、できれば宣戦依頼を通して、カイオ・デュイリオ級がアレクサンドリアに向かう前にさっさと宣戦布告するのがいいと思います。
あと社会制度についてです。上のプレイレポでは真ん中二つを取っていますが、どうも微妙な気がします。というのも下のSSをご覧ください。
エジプトとの国交を回復した直後の83ターンの様子です。このシナリオではよくあるトルコ大艦隊が見えます。とんでもないユニット数なので、徴兵制による維持費-33%は大きそうに見えます。維持費は13でした。徴兵制なしでも19なので6ゴールドの得ですね。
これなら右ルートを進めて隊商から+2、首都から+10した方がよっぽど割に合います。特にイタリアに海上封鎖され、貨物船を即金購入する余裕のない序盤はどうしても隊商を使わざるを得ず、またこの+2に市場や銀行の+25%ボーナスが乗ってくるのでそこそこの金額にはなってくれると思います。首都から+10は言わずもがなです。
というわけで、再掲しますが、イタリアをなんとか叩きのめしたら、適当にヨーロッパ海軍を蹴散らしながら友好国から金を巻き上げれば勝ちです。以上です。
ずいぶんまとまりのない記事になってしまいましたが、例によって最後に実際のプレイを記しておきます。オートセーブが残ってないのでかなり内容が薄いですが……
2ターン
イタリア→エジプトの宣戦依頼が通りました。対価は11G/T。
3ターン
フランス、ポルトガルがモロッコに宣戦布告します。まあフランスは空気なのでどうでもいいんですけど。
6ターン
エチオピアに宣戦布告して開拓者を奪います。いつものです。
10ターン
ドイツ、ポルトガル、ベルギーから宣戦布告されます。何のための宣戦布告なのかさっぱり理解できません。
11ターン
フランス・イタリアから宣戦布告されました。ずいぶんと遅いです。
12ターン
チュニスが陥落します。全石炭は奪ってたはずなんですがこのザマです。代わりにエチオピアと和平しました。対等和平でした石炭3が貰えたようです。ここまでの軍備はフリゲート1、私掠船1、ライフル砲1です。
エジプトと戦争中だったのでベンガジに来るかと思ったんですが、チュニスでした。理由はよくわかりません。ベンガジに来たらやめてたのでどうでもいいんですが。
13ターン
イタリアとエジプトが和平します。なんやねん！！
21ターン
ライフル砲1体でチュニスを削り、唯一残っていた私掠船で占領します。ここまでフリゲートは購入も含めて6隻です。ライフル砲はカイオ・デュイリオ級も一方的に沈めていけるのでかなり役に立ちました。
運よくデータが残っていた23ターンの様子です。カイオ・デュイリオ級が全然鹵獲できてないですね……ここで攻勢を緩めるとまたお船の塊がやってくるのでさっさとパレルモを削りに行きます。ライフル砲は2個あるとカグリアニ・パレルモの両方に最大火力をたたき込めるので便利です。
27ターン
ライフル砲でパレルモを直接削り、フリゲートの一斉掃射から私掠船で占領します。2ターン後にデュイリオアタックで取り返されましたが直後奪還、確保に成功します。
32ターン、36ターン
カグリアニ、カンタンザロと続けて占領してイタリアを地中海から追い出します。フリゲートに射程が付き始めるのですいすい進みます。カイオ・デュイリオ級が1隻ぽつんと浮かんでいたのでリセマラして拿捕しておきました。多分、ここまででカイオ・デュイリオ級の拿捕は3隻だったと思います。うち2隻は拿捕したターンに海の底でした。合掌。
ちなみに35ターンにエジプトに非難声明を出されています。共闘ボーナスが速攻で消えてしまったせいです。
41ターン、48ターン、56ターン
アルギエレス、ジブラルタル、リスボン占領で勝ち確です。お疲れさまでした。
スコアの推移です。エジプトと友好が結べた辺りからスコアが爆増して、ギリギリでエチオピアを差すことができました。ボーアは開幕でズールーに第二都市を落とされていたにもかかわらずかなり粘ってあわやエチオピアを抜かすところでした。生き残っていたとしても負けることは無かったと思いますが最後の最後までスコアが3位だったので冷や汗ものでした。
