宗教との付き合い方

宗教をプレイに絡めることが多い割には、宗教について真面目に考えたことがなかった気がします。それにしても酷いタイトルですね。悪徳勧誘対策記事か何かですかね。

 

宗教を開始するにも当然コストはかかります。神殿・寺院のみで宗教を始める場合、これらの生産コストに加えて宗教ポイント分のゴールドを支払う必要があります。大予言者まで200ゴールド、二人目までは合計500ゴールドになります。意外に犠牲が小さいですね。これで宗教の効果が得られるなら悪くない選択に思えます。

しかし宗教は早い者勝ちです。神殿と寺院だけ建ててのんびり待ってたらまともな効果が残ってなかったとかよくある話です。なので可能な限り早く創始したいわけですが、ゲーム最初期の生産は労働者やら穀物庫やら国立大学やらで埋まっています。その中に神殿や寺院を押し込むのはそこそこ科学やゴールドを犠牲にすることになります。そして押し込んだとしても効果が得られるのは50〜60ターン先です。しかも目的の効果が得られるとは限りません。

ところでパンテオンだけなら神殿を十数ターン維持すれば始まります。信仰系都市国家と出会えばもっと早いです。パンテオンには信仰ポイントを得るための効果もあります。神殿を売ってしまえばパンテオン創始分のゴールドは帰ってきて、維持コスト無しで信仰力を溜めることもできます。それで創始につなげば神殿の生産コストだけで宗教を始めることができるのでかなり割がいい交換になります。

他にも自然遺産も信仰ポイントを生み出すものがあります。シナイ山なら2ターンでパンテオンが始まります。自然との合一なんか取ってしまえば宗教開始までわずか16ターンです。代わりに最低18ターンは食料=科学力を犠牲にすることになります。ウルルならば食料を捨てる必要がなく、自然との合一なら20ターンくらいで宗教も始まります。ほとんどコスト無しで、ほぼ最速で宗教が始まるわけです。相当美味しいですね。

また文明特性から信仰を得ることもできます。具体的にはUAから信仰の出るケルト、UBから信仰の出るエチオピア、神殿・寺院にUBを持つマヤ、エジプト、ソンガイです。また風変わりですがスペインなら自然遺産からの信仰ポイントが倍になります。特にケルトエチオピアは実質ノーコストで宗教が始まります。エチオピアに至っては始めないことの方が難しいです。他のUBも優秀なので、他への犠牲を最低限にしつつ宗教を始めることができます。ビザンチンは信仰ポイントへのボーナスはないですが、宗教を始めた時の見返りが非常に大きいので是非創始したいところです。

つまるところ、宗教を積極的に始めることで十分な見返りが得られると考えるのは

・宗教系都市国家と仲良くなれた場合

パンテオンから信仰ポイントが稼げそうな場合

・信仰系自然遺産を無理なく取り込めそうな場合

・宗教に関係する文明を引いた場合

のいずれかになります。あとは運良く余ってたストーンヘンジを建てられた時とかですかね。

 

さて宗教でどの効果を選ぶかというのは一つの問題です。文明特性と同じく特化型と補填型で考えるのがいいと思います。つまり食糧に優れる伝統で食料系の効果を取るのが特化型、逆に食料の少ない開放で食料系の効果を取るのが補填型です。個人的には補填型をよく使います。なぜなら宗教のためにすでに何かしらを犠牲にしているためです。また信仰ポイントの使い道は一つにしておいた方がいいです。パゴダと聖戦士とイエズス会による教育を取ったところで信仰ポイントが足りません。

寺院UB系の文明ならだいたい寺院まで建てるので、寺院があればシリーズを取るのは効率がいいですね。他に欲しいのがあればもちろんそちらを優先して構いません。しかし信仰ポイントの使い道を用意しておく必要はあります。他文明に広める意義が少ないからです。

 

ちなみに宗教主軸で勝ち筋を定める場合は完全に決め打ちになるので犠牲とか言ってる場合じゃなくなります。すなわちマルチだと通用しないです。

ところで今朝洗濯物を干したのですが、今めちゃくちゃ雨が降ってます。過去の失敗を悔いていてもしょうがないのでさっさと帰りたいところですが、実験がそれを許してくれません。しかも帰宅手段は自転車です。濡れるという犠牲を払ってなお見返りは濡れた洗濯物のみです。泣けてきますね。