実績解除: ローマよ、永遠であれ

2年前頃に挑戦して失敗していた実績「ローマよ、永遠であれ」ですが、久しぶりに挑戦してみたら2回であっけなく解禁できてしまいました。昔はヒーコラ言いながら戦ってたんですが、ランツクネヒトvsライフル兵みたいな戦いに比べたら遥かに楽で、時代差がないとはこんなに素晴らしいことなのかと感じました。

 

とは言っても7ターンほど足りずにササン朝を滅ぼすことができなかったので、東西ローマ合わせての時間勝利、すなわち勝利画面では砂に埋もれているというなんとも微妙な結果です。まだまだ詰められるところは多そうなのですが、いかんせんユニットと都市数が多すぎてかなりの体力を消耗してしまうので気軽に挑戦しにくいのが困りものですね。というわけでプレイレポみたいな形はとらず、SSなしで文字を連ねることにします。

シナリオについて1から10まで説明するのは大変なので、基本的なデータやプレイの流れについては、下のプレイレポを参照していただければと思います。戦争巧者かつ内政も非常に上手いringo_さんのプレイで、こんな記事よりも参考になること間違いなしです。ただ自分のような微妙な実力層からするとプレイが上手すぎるせいで逆に参考にならない点も多いので間隙を縫うような記事になれればと思います。プレイ文明はもちろん東ローマです。

実績解除レポ01【ローマよ、永遠であれ】

 

ローマの没落は大きく分けて3つのフェイズがあります。防衛、反攻、掃討と再防衛です。

 

1. 防衛

いきなりメニューに戻りたくなります。

 

・はじめに

都市の市民配置を調整して生産力全振りにします。いくつか都市を落とされると幸福に転じますが、人口を増やすことで生産力向上が望める都市のみデフォルトに戻して人口を1だけ伸ばし生産力全振りに戻します。

捨てる都市は斥候、主戦場から遠い沿岸都市(キレネ、アレクサンドリア、ミストラ、アテネ、ニコポリス)はドロモン、それ以外は全て戦闘弓射手を生産します。だいたいの場合防壁は間に合いません。捨てる都市はシルミウム、ナイスス、トレビゾンド、テオドシオポリス、メリテネ、エデッサです。ディラキウム、アマスィヤ、シノーペは落ちても構いませんが、落ちないに越したことはありません。落ちる場合は都市を捨ててユニットを逃がします。

 

・対ゴート

シルミウムのレギオンをディラキウムに後退させ、左上のマスに要塞を建築させておきます。ナイススのレギオンはアドリアノープルまで下げ、左のマスに要塞建築です。また首都の労働者を一人連れてきてアドリアノープル右上の丘陵鉱山を要塞に建て替えます。

ディラキウムはドロモンで奪還できるので防衛する意義は少ないのですが、ある程度兵力を引き付けておくことでテサロニカ、アドリアノープルに向かう兵が少なくなる気がします。万が一レギオンが死んだらロードします。

 

・対ヴァンダル

首都近辺のドロモン2隻をミストラに持ってきます。ヴァンダルがミストラに向かう場合2~3ターンで落とされてしまい、これらドロモンは間に合わないことが多いですが、初期配置のドロモンを盾にしてトリヘミオリアの攻撃を防いでやると間に合います。追加のドロモンが到着したらミストラに入れ直してやれば問題ないです。周辺のヴァンダルを蹴散らしたら1隻残してディラキウム防衛に回します。

キレネは初期配置のドロモンと追加生産のドロモンで守れます。アレクサンドリアのドロモンは下手に北上させると袋叩きに遭うので、セレウキアが襲われてるのを確認してから沿岸沿いに北上してセレウキア防衛に参加します。

首都のレギオン&戦闘弓はセレウキアに移動させ、セレウキア右上あたりから援護射撃します。落とされそうなら、メリテネのレギオンはアンティウムではなくこっちに移動させます。都市砲撃は船か、海上の斧兵を狙います。

 

・対フン

テオドシオポリスのレギオンをアマスィヤまで下げて右上マスに要塞を作らせます。今回はこれでも守り切れず、結局シノーペまで陥落させられてしまうことになりました。この場合、都市よりもレギオンを大事にします。東ローマでは唯一、鬼畜兵器クリナバリウスと互角に戦えるユニットです。

都市攻撃は破城槌を優先的に殴ります。フンがテオドシオポリスに向かった場合、ササン朝と殴り合いになるので割と楽になります。アンティウムに向かってくれるとなお良しです。今回はテオドシオポリス周辺でフンとササン朝が相打ちになり、12ターンにササン朝の再侵攻があるまで持ちこたえる健闘をしてくれました。

 

・対ササン朝

メリテネのレギオンをアンティオキアまで下げて右側のマスに要塞建築。首都で最速戦闘弓射手生産ならば、ササン朝の侵攻に間に合うので何とかなります。防衛的には一番楽です。

ちなみにエデッサ&メリテネはどちらか戦闘弓射手が間に合うことが多いです。運次第です。

 

・その他

首都の労働者が一人余ってるはずですが、いくつか周辺の森林伐採をして生産力に変えたら前線に向かわせます。アレクサンドリアの労働者はキレネまでのクソ長い道路を削除後、シカを改善してから削除します。

社会制度は蛮族の徴兵制度→農奴の蜂起と選択しました。本当は2番手に帝位簒奪将軍を取りたかったのですが、まさかのセレウキアに湧きやがり前線が崩壊したのでリロードしています。テオドシオポリスやシルミウム、エデッサなど落とすのに時間がかかりやすい前線都市が残ってる場合、1,2ターン前からやり直してランダムシードを厳選すればレギオン5、戦闘弓3、カタパルト2の最強防衛部隊を配置できるので相当楽になると思います。ただしお金が大変なことになります。金銭簒奪将軍に改名してほしいです。

 

2.反攻

15ターンごろにはだいたい侵攻も止まっていると思います。

 

・生産

今回はお金がギリギリだったのでキレネは人柱用の斥候を生み出すbotになってもらいましたが、どっちにしてもユニットの解体は止められなかったのでドロモンを生み続けたほうがいい気がします。要検討。

アテネ、ミストラ、ニコポリスあたりから市場を作り始めましたが、今回のようにユニット数で押しつぶすプレイスタイルの場合全都市に市場をそろえても一生赤字でした。いっそ市場は建てない方がいいかもしれません。この場合社会制度は社会制度の不整備→貨幣価値の切り下げで無問題です。どれだけ赤字でも1ターンに1体しか解体されませんが、20都市以上でユニットを生産し続ければ1ターンに3体くらいはユニットが出せるためです。

いずれの戦線も、20ターン頃に前線に到着するように調整して西: 剣士、東: カタフラクトを生産しておきます。対ゴートは1、2体で大丈夫ですが、対ササン朝には山ほどカタフラクトを用意しておきます。

また25~30ターン頃にはカタパルトが必要になりますので、併せて生産しておきます。対フンに2~3体、ササン朝アミダ攻略時に山ほど必要になります。目安として、カタフラクト:戦闘弓:カタパルト=1:2:1くらいです。

 

・対ゴート

ゴートは生産力が低い上に西ローマも相手にしてるので、初期兵力を潰してしまえば50ターンくらいは襲ってきません。アドリアノープル方面から占領用のレギオン2と戦闘弓3を向かわせ、ディラキウム方面から戦闘弓数体で敵ユニットを殴っていけば楽にナイスス→シルミウムと占領できます。

ディラキウム防衛用のドロモンはさらに北上させてサロナエの奪還もしくはラベンナの防衛に回します。ラベンナ防衛に成功すると、西ローマはかなり頑張ってくれます。今後もラベンナ周辺に4~5体ほどドロモンを浮かべておくと再侵攻の際に便利です。

ドロモンは12隻くらいあれば十分すぎるくらいですが、キレネでドロモンを生み出し続ける場合結構余ります。その時はラベンナと同時にジェノバ奪還に向かわせるといいでしょう。

 

・対ヴァンダル

カルタゴシラクサがヴァンダルに落とされない限り空気です。その辺の色が変わったらドロモンを数体ミストラ周辺に置いておきます。

 

・対フン

フンの生産力は終わってるので、ユニットはあまり増えません。やたら多いように感じるのは指導者特性で撤退が速いためです。ただ弓騎兵が多いので意外に侵攻は面倒です。アマスィヤの右下のマスに道路を引いておくのを忘れないようにしましょう

カタフラクトがかなり役立ちますが、戦闘弓でごり押しても大丈夫です。というか、カタフラクトは対ササン朝に回したいのでレギオン数体と戦闘弓で攻めたほうがいいと思います。トレビゾンド攻略用にドロモンを数隻回しておくといい感じに被害担当してくれます。

テオドシオポリスは攻めにくい立地ですが、ササン朝都市を攻めることを考えると早めに占領しておきたいです。幸い、アミダ攻略中はテオドシオポリス南側に自軍ユニットがわんさかいますので、テオドシオポリス攻略隊は最悪1~2体しか残ってなくても防衛戦力に困ることは無いと思います。

 

・対ササン朝

まずは奪還しやすいエデッサを奪還します。遅くても25ターンです。アマスィヤから一部兵力を分けて、2方向からメリテネを攻めます。エデッサにレギオン1と戦闘弓2くらい残しておくといい感じに兵力がそれていきます。

問題はアミダです。射線が通りにくい万里持ち文明を相手してるくらいの気持ちでいくといいです。都市攻撃を受けないギリギリに戦闘弓を並べて押し寄せるユニットを迎撃しつつ労働者で道路をエデッサ方面とメリテネ方面から引き、また大将軍城塞を2個設置します。はじめは西・北側からカタパルトと戦闘弓でさっさとアミダを削ってカタフラクトで占領し離脱、ササン朝に明け渡します。その後はカタパルト1+戦闘弓1のみでアミダのHPがゼロにできるので、同じカタフラクトを使いまわして占領合戦に持ち込みながら残りの遠隔ユニットで敵ユニットをなぎ倒します。敵の攻撃はアミダに集中します。

ある程度数を削ったらカタフラクトで占領後、残りのカタフラクトを一気にアミダの東に詰め込んで再占領&遠隔ユニットへの攻撃を防ぐようにします。

点数不足で勝利できない場合、ここまでで50ターンくらいかかってるんじゃないかと思います。占領合戦中にカタフラクトを3~4体後ろに用意できてればいいので、生産が間に合う分も計算に入れて残りを全部突っ込ませるようにするとスムーズに行きます。カタフラクトが溶けている間に戦闘弓→カタパルトを回り込ませてアミダを撃つわけです。どうせアミダの西側3マスくらいは自軍ユニットで埋まってるので、それ以上ユニットが増えてもしょうがないです。35ターンには占領合戦開始、40ターンには維持できるようにしたいです。

理想的な陣形のイメージとしては下のような感じです。

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(ニシビス攻略戦ですが)赤のカタパルトで都市を削り、青の戦闘弓で敵ユニットを消し、緑の壁が溶けるまでにニシビス確保を目指します。占領は☆マークのカタフラクトが担当します。実際のところ、戦闘弓もカタパルトを守るのが主な目的です。まあこれだけユニットがいれば負けることは無いのですが。

アミダは移動しにくいのでここまで奇麗に近接ユニットを詰めることが難しいです。まずはカタフラクトを奥まで押し込んで囮にし、道路を引きながら戦闘弓と大将軍を詰め込んで城塞設置でなんとかします。

 

 

・その他

サーカスや市場がどうしても必要になってきますが、建物を作るのは多くても同時に3都市までにします。全都市で同時に作り始めると前線があっという間に崩壊して0ターンの焼き直しが始まります。

また、アミダ攻略中たまにパルミラに創造主ラッシュが来ます。戦闘弓3~4体くらい置いておくと防衛が楽な他、後に役立ちます。どうせこのころにはユニットは詰まってくると思います。

 

 

3.掃討と防衛

アミダを占領したら一息です。

 

・生産

相変わらずユニット生産一本です。市場は上に述べた通りです。労働者も数体作っておくと便利です。

 

・対ゴート

国境線に間2マス開けて要塞を建設し、その上にレギオンか剣士を防御させておきます。50ターンくらいから再侵攻が来ますが、これがあるだけで侵攻速度が全然違う、というかほとんど進んでこないようになります。ユニットが見えたら戦闘弓を向かわせるくらいで十分間に合います。

西ローマの都市については、サロナエ、ラベンナ、ミラノ、ジェノバあたりまで解放してやるといいと思いますが、それで再侵攻を受けるのは本末転倒なのであまり無理する必要は無いと思います。

 

・対ヴァンダル

カルタゴシラクサ

 

・対フン

滅んでると思います。

 

・対ササン朝

アミダを占領して道路が使えるようになれば、アミダ西側で詰まってたユニットが解放されます。カタフラクト→戦闘弓で壁を作って敵の侵攻を止めて敵ユニットを消し去ります。

ある程度数を減らしたらカタフラクトを3~4体ずつに分けてニシビスとトスピアの隣接マスに押し込み、空いたスペースに戦闘弓を流し込みます。カタフラクトの跡地に戦闘弓を移動させて、カタパルト2~3体で都市を殴れる体制を整えます。このころにはササン朝の生産力も死んできてるのでユニットの死亡数<生産数になってくるはずです。

ニシビス攻略隊はそのままシンガラ→クテシフォンと進み、トスピア攻略隊はテオドシオポリス防衛隊と合流してアンティウム→アルタクサタと占領します。ササン朝さえ滅ぼしてしまえば、不幸が-10を超えようとだいたいなんとかなると思います。お疲れさまでした。

 

4. その他考察

・人柱用斥候について

今回は20体くらい作ってみましたが、ぶっちゃけ不必要だと思います。占領合戦中は都市からの略奪金でなんとかなりますし、どうせ前線でボコられたカタフラクトか戦闘弓が解体されます。

 

・市場を建てるかどうか

今回は中盤(アミダ攻略戦あたり)でユニットを温存してしまったこともあり、最終的にユニット数が100を超えるくらいに増えていました。この状態だと全都市に市場を建て、余計な道路を全部消したとしても余裕で赤字です。社会制度の不整備を取らなくても余裕でユニットが解体されていたので、いっそ市場無しのほうが何も考えずにプレイできるのかもしれません。

どうせ1ターンに解体されるユニットは1体で、それも傷ついてるユニットなので、「運が悪くてギリギリ生き残れるかどうかくらいのユニットが毎回殺されてしまっている」と解釈すればそれほどストレスもないと思います。

 

・斥候の活用

ササン朝の都市、特にアミダとアンティウムは丘陵に囲まれていて遠隔ユニットが1マスずつしか動けません。今回はカタフラクトを押し込みましたが、どうせ1ターンで死ぬので斥候を押し込んでもいい気がします。この場合、斥候とカタフラクトを同時に流し込むことで斥候に被害を担当させることが期待できます。

 

・ドロモンの数

10隻いれば満足ですが、それ以上あってもいいのかもしれません。

役割はトレビゾンド攻略、サロナエ解放、ラベンナ防衛&解放、カルタゴ防衛です。これに意味を見出せるかどうかだと思います。個人的にはカタフラクトを増やしてササン朝のスピード制圧を優先したいです。

 

・昇進

基本的には瞬時回復ですが、70ターン戦争しっぱなしということもあり割と射程・行軍持ちのユニットも作れます。この場合、特に後半の対蛮族戦が楽になり、その分のユニットをササン朝に回すことができます。

サロナエ・ラベンナ以降の解放を狙わないなら、対ゴートは瞬時回復を控えたほうが結果的にはいいのかもしれません。対ササン朝は瞬時回復でいいです。射程距離が欲しくなるのはアミダ攻略戦くらいで、これまでに射程を取るのは無理です。

 

・実際の展開

今回は東西ローマ合計5900、ササン朝5500程度でフィニッシュとなりましたので、割とギリギリでした。

灰色が対フン、赤色が対ササン、黒色が対ゴートになります。ヴァンダルとは都市のやり取りは無いですが、ミストラ、セレウキアをギリギリで守っています。

3 トレビゾンド陥落

5 エデッサ陥落

7 アマスィヤ陥落(フン)

8 メリテネ陥落(ササン)、ナイスス陥落(ゴート)

9 シルミウム陥落(ゴート)

11 シノーペ陥落(フン)

13 テオドシオポリス陥落(ササン)

 

14 エデッサ奪還 (レギオン2、戦闘弓5にて、ササンはテオドシオポリスに手一杯)

16 シノーペ奪還 (レギオン1、戦闘弓4)

21 アマスィヤ奪還

21 ナイスス奪還 (レギオン2、戦闘弓6)

22 メリテネ奪還

26 シルミウム奪還 (防壁あり)

32 トレビゾンド奪還 (防壁あり)

39 テオドシオポリス奪還 (防壁あり)パルミラ陥落

 

41 アミダ占領

41 アミダ陥落

43 アミダ占領

43 アミダ陥落

44 アミダ占領

44 アミダ陥落

45 アミダ占領

48 パルミラ奪還

55 トスピア占領

55 トスピア陥落

56 トスピア占領

59 ニシビス占領

59 ニシビス陥落

60 ニシビス占領

60 ニシビス陥落

61 ニシビス占領

64 シンガラ占領

64 シンガラ陥落

65 シンガラ占領

69 クテシフォン占領、アンティウム占領

 

うーん、やっぱりアミダに時間かかりすぎですね。アマスィヤの馬の略奪を修理するのに時間がかかってしまいカタフラクトが揃ったのが43ターンだったことと、テオドシオポリス方面の兵力があまりにも薄すぎ、そちらに兵を割かなければならなかったのが課題点です。というかアンティウム占領時に滅亡ムービーが流れなかった瞬間までアルタクサタの存在を知りませんでした。