創造主を撃退してみる

前回の日記では相手の都市出しを抑え込むことで優位に立つみたいなことを書きました。この戦法の一番のリスクはやはり抑え込んだ相手から宣戦布告されてしまうことでしょう。何せ創造主AIの初期ボーナスは大したものなので、古典時代の戦争は極めて厳しいものになりがちです。しかし実践例では結局抑え込んだ相手とは戦争にならず、平和にゲームが終了してしまったためリスクがどれほどのものなのか分かりませんでした。

 

というわけで実際に宣戦布告されてみようと思います。面倒を避けるために設定は1対1パンゲア、相手文明を日本に固定します。本当はスウェーデンの要望があったのですが、待てど暮らせど宣戦してこないので仕方なくノブさんに出張をお願いしました。こちらの文明は初期領土が広く抑え込みが容易なショショーニを使います。

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26ターンの様子です。西側に日本が見えます。間は幅5マス程度の通路でしょうか。キリマンジャロ(紫アイコンが見えるマス)があるので、間を抑え込むことができそうです。西側はかなり狭そうなのでここが抑えられれば日本は解放邁進中にもかかわらず出せて4都市になりますね。しかも南北ともに砂漠が見えてるので将来性も良くないです。

首都では間違えてアルテミスを建設してしまっていますが、この手の戦法を取る場合はアルテミス建ててる暇あったら労働者→開拓者とさっさと生産したほうがいいです。

 

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33ターンに直接民主制からの開拓者が湧いたので、嬉々として間を埋めにかかります。ショショーニはちゃんと探索すれば遺跡から文化を40出せるので、直接民主制がものすごく早いです。この戦略とは本当によくマッチしてくれます。

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いつもの図です。隣接タイルを除くと、遠隔ユニットは丸の位置からしか攻撃できません。隣接マスに遠隔ユニットを押し込んだ場合、白兵ユニットが都市を攻撃できないので都市が落ちることは無いです。一方でこちらは都市内を含め5マスくらいから撃てるのでまあ硬いと言えるでしょう。

 

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続けて第三都市を植え込んで間を完全にふさいでしまいます。早速不幸になってますが、3ターン後には砂糖の改善が完了し、また右上のカカオに労働者が向かっているのでなんとか幸福に戻せると思います。食料に困りそうな立地ですが、この都市はただの遠隔ユニット付き城塞として機能させる予定なのでそこまで問題にはなりません。というかマップ設定で山岳を増やしているので全体的に食料が足りません。

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西からこの都市を落とすのは不可能でしょう。丸で囲んだタイルからは一応遠隔攻撃が通りますが、その位置にはこっちのユニットが居座ってる予定なので実質遠隔攻撃が通りません。というかそこにたどり着くのに2ターンかかります。

 

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そうこうしている間に迫る白い軍勢。テ‐モアクに隊商が来てたのでそこまで険悪ではなかったはずですが、アガイディカが何かスイッチを入れてしまったようです。

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信長さん流石です。ちなみにこちらの兵力は戦闘弓2と先導者1のみで、後ろに戦闘弓1がいたのでこちらに向かわせてます。

 

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創造主にしては質・量ともに控えめに見えます。鉄が湧いてないんでしょうかね。とりあえず先導者を都市の前に出しておいて、都市攻撃と遠隔ユニットで白兵ユニットを殴ります。

生産については、アガイディカは図書館・モニュメントがそろったので防衛戦力を地力生産してるところです。最初からアガイディカに全力で来られてたら落ちてたかもしれません。他の都市は暢気に内政中です。幸福に余裕がありませんし、何より首都には国立大学を建てる使命があります。

 

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先導者が死にそうになったので後ろに引かせ都市を前面に出し、遠隔ユニット、特にカタパルト系列を殴っていきます。白兵ユニットは勝手に都市を殴ってダメージを受けてくれますし、カタパルトか弩兵がなければこの都市は落とせません。

 

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蛮族が突如現れて困っている図です。1対1の場合、AIのいない方向の蛮族はいつまでも沸いてしまいます。普通の設定なら蛮族はほぼ湧いてこないので忘れていました。前線では相変わらず暢気にコロシアム建てながらカタパルトを粉砕しています。

というか日本に万里の長城が建ってしまいました。普段の設定だと他の文明が建ててくれることがほとんどなので、完全に忘れてました。弩兵ラッシュ中にトレビュシェットを追加すれば逆侵攻も十分可能ですが、この記事だけのためにそこまでやるのも面倒なので撃退したらサッサと和平したいと思います。逆侵攻を行わなかったとしても、すでに相手の拡張は抑えてしまっているので戦争さえ終わればこちらのものです。

 

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首都近辺の砂糖に加えてカカオも蛮族に略奪されどうしようもなくなっている図です。今回のゲームは日本よりも蛮族のほうがよっぽど強いです。

 

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蛮族含めて無事撃退できました。この後対等和平に成功しますが、1対1で最後までやるのもめんどくさいのでゲームを終了してします。

今回の戦争に払ったコストは生産が弓兵×2、戦闘弓×1で合計155生産力。弓兵→戦闘弓のUGが2体で合計200ゴールドになります。戦争がなくても蛮族対策に弓兵は欲しいので、実際には3都市で神殿建てたけど宗教創始できなかったくらいのコストだと思います。

 

というわけで、立地をちゃんとやれば創造主の古典ラッシュも何とかなるという図でした。敵の余剰ユニットはすでにすり潰せているので、侍が揃うまでに弩兵にUGしてしまえば楽に逆侵攻ができます。守りに向いた立地がない場合は、相手を刺激しないように3都市ほど出して弩兵ラッシュで遺産を奪取するといいでしょう。

逆にこういう立地を相手にする場合はそれなりに工夫が必要です。大砲があれば手っ取り早いのですが、こちらが大砲を出すころには相手は爆撃機で絨毯爆撃をしてくるかもしれないので注意が必要です。内政で勝つ自信がないならさっさとごり押ししましょう。方法は自分で考えてみてください。コツは相手の目論見を外すことです。