第10回タイピングサミット 2日目

☆前回までのあらすじ☆

仕事は全然してませんでしたが素晴らしいチームメイトに助けられてタイピングリレーで優勝を果たしました。三日目イベント用スライドは一切できていませんが、PCの充電器を忘れてしまっていたので、それを取りに行くところからになります。

 

充電器を取りに行くわけですが、普通に始発に乗って帰り、充電器だけ持って再び新木場に戻ってくるだけです。しかしこの新木場というのが問題です。京葉線東京乗り換えだろうと、有楽町線日比谷乗り換えだろうと、乗り換えで普通に1km以上歩かされます。夜を貫いた騎士、The Penetratorにはなかなかしんどいです。それも忘れ物を取りに行くだけのこの上なく無益な徒歩です。そして三連休、早朝、新木場方面です。周りは夢の国のハッピー野郎まみれです。よって歩くのが遅いです。しんどい通り越して惨めになってきます。こちらも新木場ハッピー野郎なので分の悪い戦いではないのですが。

新木場駅前のファミリーマートで朝食を買って建物に戻ります。朝7時の時点ではまだ会場は開場してない(笑)のでやることといえば寝るくらいしかありません。8時半まで90分の睡眠を取って会場へ向かいます。

しかし眠いものは眠いです。こういう時にいきなりタイピングをやると腱鞘炎がMAX超絶進化してドアノブが回せないレベルになるというのは何度も経験しています。そこでサミット会場でBMSを始める奇行に出ました。こちらの方が指への負担が重いように感じますが、実は選択肢としては悪いものではありません。

ところで僕の場合腱鞘炎で主に痛くなるのは左手ですが、これは左手の動きが小さい、つまり指を上下させる筋肉をメインに使っているためです。そしてウォーミングアップ程度であればタイピングにおける指の上下速度はBMSのそれよりもはるかに速いですBMSでのウォーミングアップなんて、同時押し込みで1分1000打鍵程度のものです。実際は400kpmくらいの動きしかしていません。そして休憩も長いです。対してタイピングなんてしようものならしなくてもいいのに沢田がわざわざざわざわ騒ぎ始めて左手がoverjoyになります。負担の大きさは比べるべくもないです。というわけで指を上下させる筋肉をある程度BMSで温めてからタイピングに移ることで少しでも腱鞘炎の悪化を遅らせようという悪あがきな訳です。

ちなみに右手に関しては、調子が悪い時は薬指が頻繁に硬直します。それも人→薬の動きになれば100%硬直します。「ホモの抱擁」なんてワードが出てきた日には300kpmを超えられるかどうかさえ怪しいレベルです。何せBPM150での8分57トリルが押せません。これもBMSで☆11くらいを1時間ほどやりこむことである程度改善することが最近わかりました。腱鞘炎ではないですが腱が引っかかってるような気がします。ただのイップスかもしれませんが。

 

話が逸れました。とにかく二日目はWT団体戦があります。こう見えても元WTLv11なのでここを落とすわけにはいきません。なので朝から開かれていたゲリラリレー大会を棄権します。普通に左手が痛いです。

何をやっていたでもないのですが(少なくとも記憶に残る出来事はありませんでした)昼ごはんは食べるタイミングを逃してしまいました。昼食を食べる効果は時の任意効果だったようです。しょうがないので売店でサンドイッチを買ってきて食べます。本場のイングリッシュサンドイッチよりもはるかに美味しいです。日本でイングリッシュブレックファストの人気がある理由がいまだに理解できません。別に不味くはないんですが美味しくもないですからね。1週間は余裕でしたがあれを1ヶ月と言われると少し厳しいかもしれません。

 

そして迎えるWT団体戦ですが、チーム分けが終わっていません。そもそも参加者の出身地を知らないのに東西で分けようとしていたため予想外の関東勢の多さにビビってしまいました。そして未到着勢が多いです。仕方なく、未到着勢をチーム未到着として隔離した上で、関東とそれ以外の対抗戦になるようにしました。「それ以外」チームは木曽三川を境界として北東側と南西側で分けています。三重県勢と愛知県勢がやたら多いためだいたいこのあたりが境目になります。そういえば初回は名古屋市内での東西で分けてました。それでも割と綺麗にレベルが均等に並ぶので驚きですね。

三重より南チームは割と強いです。どれくらい強いかといえば実質WTLv11のかり〜さんを副将にできるくらいには強いです。大将は不戦勝狙いなのでお飾りです。結果として僕に順番が回ってくる頃には勝敗が決していたことがほとんどでした。チームワークの勝利です。僕自身もなんとか不戦勝1を含む3勝1敗、その1敗もワード数4-5でそこそこチームに貢献できたと思います。負けたのはテルさんです。初日の対戦もでしたが結果として勝ち逃げを許してしまったのは良くないですね。そしてテルさんがLv10枠なのも未だに納得いってません。

ちなみに途中で忖度を要求するようなシーンもありましたが、kurimansさんとはちゃんとその後正々堂々とWT対戦を行なっていますのでノーカウントです。ノーカウントです。大事なことなので2回言いました。ぶっちゃけ勝てるとは思ってなかったんです。まあ一種のリップサービスのようなものと思っていただければ。申し訳ありませんでした。

それにしてもUSKさんの対戦力は半端ないです。シングルでもLv8.6くらいは出そうな感じですがどちらかといえば対戦で生きるタイプだと思います。あのガッツポーズが出せるだけのやる気を乗せて対戦できるのはいいことです。そしてそのUSKさんと日々50ワード先取で対戦しているというMIOさんも相当です。普段は身近にあんなの(失礼)がいて、付き物扱いされがち(もっと失礼)というのもあって色々厳しいと思いますが、今回のサミットで怖い大人をバッシバシなぎ倒してくれたので少しでも自信につながればいいなと思っています。というかWTロビーに来てください。

色々あってWT団体戦も優勝してしまいました。つい先ほど結果のまとめをもらいましたが、僕がLv10のヨッシーさんを叩きのめしてなければ2位フィニッシュになってたようなので、Lv11の面目躍如というところでしょうか。景品としてはガラス製の盾をもらいました。地味に盾は第6回のe-typing大会以来です。これは嬉しいですね。

 

この辺り、記憶がかなり前後している気がします。今写真を確認したら、この段落は1日目夜のお話でした。ひどい話です。とにかく3日目に開く予定のe-typing大会のルール確認も兼ねて、3日目不参加のテルさんを招いてテストプレイをしたわけです。世にも奇妙なe-typing団体戦です。独特のルールすぎたのでそもそもゲームになるかどうかというところから不安だったのですが、概ね好評だったようなので良かったです。初日の最強メンバーを揃えて出した記録がオリジナル長文441点ノーミスでした。この記録はまだ誰にも破られていません。

記念に、珠→mayo→nonの3人を通して回ってきた課題文をここに転写しておきます。笑いすぎてゲームになりませんでした。もちろん打ち切れてません。

「それでそれそれでは89おいぉ、まし^お^たお@おmぎおぇり^」

 

WT団体戦の後はタイピングマエストロ隅野貴裕氏の発案で、実況付きTOD団体戦というのがありました。僕は不参加です。正確には参加しようとしたんですがスルーされてしまいました。拗ねたのでずっとWTやってました。

あとこの辺りでボードゲーム「キャットアンドチョコレート」に誘われました。手持ちのアイテムを使ってイラストの窮地を乗り越えろというものです。隅野貴裕むかしばなし、「バイオリン弾きの隅野」が炸裂しましたが同意は得られず敗退。dqマニアッ太郎だけに時間も間に合ったという伏線があったのですが、残念です。

 

楽しい晩御飯タイムです。一言で言えば飲み会です。テルさんの真横を確保して濃密な入力デバイストークに花を咲かせました。操作は手で、伝達は口でというのは分かりやすい結論の一つですね。音声入力やフリック世代というのがよく持て囃されますが、Ctrl+CとCtrl+Vが使えない学生はレポートの提出率が大幅に下がることでしょう。いや下がること自体も問題なのですが、つまりはそういうことです。そしてdvorak配列も同様であると考えています。個人的には、空間投影型のキーボード的なサムシング(表現が難しいです)が実現されるとかっこよくていいと思います。

 

夕食後に何が待ち構えているかといえば、ニムトしりとり(テルさんには振られました)、そして悲しい哉、寝室でのスライド作成です。4月から5月あたりに送ってもらった大量の打ち切り画像をエクセルに打ち込んではそれっぽいグラフを描いていくだけのお仕事です。macOS版エクセルのデフォルトグラフのダサさといえば、世界一ダサいシリーズにも負けていないと思います。デフォルトの描き方の変更とかできないんでしょうか?

しかし同室で男の娘☆打!サキュバスブリーダー打打打!がプレイされ始めた頃から空気が変わります。ひどい空間です。本当にひどかったです。念のために言っておきますが、僕は同室に存在したというだけです。これは本当です。画面とか全然見てないですし、聞こえてくるものといえばテルさんによるエロゲー朗読という体たらくです。プレイ者の9割くらいはテルさんです。ランク1、嘘つかない。

 

23時にテルさんが帰ってしまうと、さすがに男の娘☆打!を続ける理由がなくなります。一人の部屋でスライド作成というのも物悲しいので隣の部屋に突撃しました。二つ並行して進むボードゲームを横目にスライド作成です。泣けてきます。途中例のクソゲーにもう一度参加しましたが結果は奮わず。参加メンバーも初日に比べるとかなり良心的だったためか、合唱が始まることはありませんでした。資料完成後は流石に眠かったので寝ました。午前2時過ぎだったと思います。8時くらいまでは寝てました。健康的です。

この夜で特に印象的だったのはもじぴったんボードゲーム)で「ウチら」や「ちょいパリピ」を通そうとしたぺんの〜さんと、「うんこ」をノータイムで完成させた○○さんでしょうか(名誉のために名は伏せさせていただきます)。まあ深夜テンションなので何やっても許されると思います。クソゲーも途中から酷いことになってました。僕は文字数が増えてきても「ティロ・フィナーレ」とか「王政復古の大号令」とか「アルバス・ダンブルドア」で乗り切ってました。本当です。ランク1は意外に純情。

 

さて次回はとうとう最終日になります。当日に作成されたスライドと、初日のアレで殺意を向けてきていたmiriさんと共に世界を駆け回ります。大嘘です。