DOUBLE PRETENDERS 5の譜面を作るときに考えていた話の話

先日行われましたDOUBLE PRETENDERS 5において

自作譜面:Elysian Reverie DX14

偽装譜面:Rubia DX19

の2譜面を作成しました。これらの譜面を作るときに考えていたことを書き連ねます。

第5回譜面偽装企画 "DOUBLE PRETENDERS5" - TwiPla

どうでもいいんですが初代DP以来にパキっとした色合いのバナー作りたかったんですが時間無くて小学校の情報の時間に作る画像みたいになりました。

Elysian Reverie DX14 (Pardo)

 

もともと全然別の曲を投げてたんですが、

前半の盛り上がりと後半の盛り上がりでリズム隊が全く一緒の動きしてることに気付いて譜面にバリエーション生まれなさそうだったのでやめました。

締め切り10分前くらいに気付いたんで慌てて最新のPVの曲を持ってきました。それがこれでした。テンション高いしなんとかなるやろみたいな気持ちで投げたんですが……

 

譜面自体は真っ先にここを作って、それから他の部分を仕上げました。

 

その結果、前半がソフランしてることに全然気付いてませんでした。

この会話した30分前くらいに前半のBPM当ててました。かなり危なかったです。本当に申し訳有りませんでした。ちなみに初期版だとBPM98-109-124で当ててたんですが、どうも109に違和感があったので無理矢理ソフランさせてます。

 

前半(BPM98地帯)は曲が重いので全体的に重めの動きを意識した配置にしてあります。

動きを止めてかかとで縦連を踏ませたりするなど、足の動きも小さめにしてどっしり構えて踏むイメージです。こういった譜面の場合、1245や4568のような開脚型の下側4枚抜きが頻出します。似たようなことを意識して配置した譜面にAurelia Invicta DX14/DX16 (Gachi Doubles 2nd, Gachi EXTREME)Starlit Sanctum DX14 (Gachi Doubles 2nd)がありますので見比べてみてください。

 

逆に後半は足の動きが大きく、捻りとまではいかないものの身体の向きが頻繁に変わる軽い配置を意識して置いています。

アピールすべき音は二枚抜きスライドを入れたり、必要とあらばじゃんじゃか捻りも入れていきます。こういう時は上の画像にあるような右足34、左足57の2枚抜きに向けて足を大きく動かす配置が多くなります。ほかの具体例としてはtwitterに動画を上げたYAMINABE Catfood! DX17Starchasm Nyx DX12 (Gachi Doubles 2nd)Purple Hyacinth feat. Norico DX13 (Double Technical Showcase)などがあります。

 

難易度は14ってつけてますが13最上位~14下位くらいだと思ってます。少なくとも15下位のSplashing Star DX15よりは簡単なので強くて14だと思います。

総じていつも通りに仕上げたつもりだったんですが、連続停止置かなさそうってめっちゃ言われてて心外でした。あれ以外に置き方無いと思うんですけど……

 

 

Rubia DX19 (Senti)

実はこの曲、今年の1月の時点で飛んできてました。やる気ありすぎ。

てわけでずっと思い悩んでたんですが、Moon Haloとかの結果を見るに色々と厳しそうだろうという判断の結果自らを犠牲にすることで参加者を守る決断を下しました。

 

簡単に言えばフカの人生が変わる瞬間を表す曲なんですが、正直言ってフカというキャラクターに関する解釈で本人よりも深いものができるとは到底思えなかった上、たとえ深い解釈ができたとしてもそれが参加者に伝わるとは思えなかったので、

①ムービー合わせという分かりやすい作り込みを取り入れる

②本人の過去譜面の要素を取り入れる=矢印の色合わせ

③考察しやすい釣り針を設置しまくる=意味深なギミック

の3つを軸に譜面を作ることにしました。

 

そこで、まずは最も分かりやすいムービー合わせとしてラストの歩くシーンの再現を考えました。

真ん中2列に矢印の色を変えながらホールドを置くだけです。我ながらいくらなんでも芸がなさすぎるなって思います。

ちなみに1月の時点で自分で否定してました

なので左右にボーカルとコーラスを入れようというところまでは思いついたんですが説得力のある色が見つからず、改めてムービーを見直してるときにこのシーンが使えそうなことに気付きました。

このシーンはフカが今までに出会ってきた様々な人物が結局いなくなってしまったという時の流れを見せつける場面ですが、様々な人がいて、そして去っていったという流れこそがフカのこれまでの人生を最もよく表しているのではないか、その中を歩いてきた到達点として現在があるのではないかと、一連の考えの中で一つの解釈を作り上げることができました。

というわけでこのシーンは「フカが出会った人物」を左右に置く矢印の色にしています。どのフカがどのフカだよっていうのはてねのさんの考察の通りです。

前文明時代。ケビンとMEI博士です。ケビンは歌苦手そうなんで打楽器担当です。

 

精衛時代は伏義と女カです。この二人は対等な関係になっているので、同じ動きをするようにしています。

本当は伏義は8分の青色にしたかったんですが、ズレがひどすぎたので192分の水色で代用しました。この妥協は後ほど無駄に終わることになります。

 

雲墨時代は弟子たちとその関係者です。二番弟子(赤)、三番弟子(赤)、一番弟子(青)、四番弟子(青)、六番弟子(黄色)、李素裳(水色)、李素裳父(水色)、五番弟子(目の色が黄色)です。なんか新人Vtuberのお披露目みたいですね。

順番とかは特に気にせず、判定がズレないようような色の組み合わせで置きました。ちなみに李素裳と林朝雨の二人以外全員知らない人だったので調べました。

七番弟子置き忘れてたやつがいるらしい。

 

月影時代は程立雪とオットーアポカリプスです。ここは簡単ですね。

オットーは多分いいテノールが出せるのでボーカル担当で程立雪はフカ大好きなんで絶対に打楽器担当するタイプです。

 

委員長時代。最初に出会ったのはこの二人のはずです。

 

間に二人挟んで、最終的にキアナ・カスラナとのユニゾンをやってから立ち止まる感じです。最後の1歩もキアナです。

 

めっちゃ画像が続きましたが、ここに合わせてBメロも実際に出会った人物の色を当てています。

1本目は上からケビン・カスラナ、キャロル・ペッパー(仮)、HIMEKO、MEI博士です。4人共フカの人生に大きな影響を及ぼしてるので外す理由がないですね。キャロル以外はムービーにも出てきてます。

キャロルの色についてはたしかに黄色って言われたら黄色で、最初は黄色にしてたんですがソフランの関係で青になりました。ウネウネしちゃうんですよね。

 

弟子地帯再び。五番弟子は目の色が黄色です。

物語に関わってくる一番弟子、二番弟子、李素裳はともかくとして五番弟子はただの色合わせのようにも見えますが、実は李素裳の師匠であり、弟子の中でも最強で仙人に最も近い存在だったことからここに並ぶ資格はあると思ってます。

本当は伏義と女カを入れたかったんで赤と青を合わせて紫!とかやってたんですが、いくらなんでも無理がありすぎるというか自分でも見直して理解できなかったのでなしになりました。

てかムービーに五番弟子出てると思ってたんですが、三番弟子の白髪側が見えてるだけで実際は五番弟子出てなかったです。

 

ここまで作り込んだところで結構やりきった感があったというか、これ以上詰め込むとクラトスみたいになりそうだったので、残りは本当にムービーの要素を取り入れただけになってます。

 

作り込みすぎてクラトスになってしまった譜面のイメージ画像

 

寸勁というか岩の封印を殴って壊すシーンです。

 

手を取ろうとグイグイ来るキアナにビビってフカが後ずさるシーンです。

 

キアナとフカが会話を始めたので向き合う図です。

 

強引に手を取られて社交ダンスを始める二人の図です。

 

ここはてねのさんの考察を参照してください。

 

・難易度について

まずDP3の時のHLWさんのコメント、(意訳)フカは色々あって大変だったけどついにただの委員長になった! から、「委員長としての」フカに関する数字になることは間違いないと考えました。

そうすると1000や50000みたいな数字の可能性は真っ先に消えて、でも委員長としてのフカを象徴する数値ってなんだ・・・???????????ってなった時に、逆にそういった年月を重ねていない一人の普通の人間とした年齢が最もそれにふさわしいという考えに行き着きました。

ところでフカの年齢は例によって詳細不明なんで結構調べたんですが、

(ネタバレ)して(ネタバレ)になった年齢:17

(ネタバレ)として(ネタバレ)した年:西暦2014~2015のどこか

Rubiaのムービーの背景:西暦2017初夏?

ということで、この時の「普通の人間としての」フカの年齢は19歳か20歳の二択にまで絞れました。ここから、

・HLWさんがMoon Haloに29という数字を付けた(29歳の可能性もあるが30歳の可能性のほうが高い)こと

 →考えられる中で一番小さい年齢をつける?

・(ネタバレ)してすぐにキアナと出会ったわけではないであろうこと

 →キアナと出会った段階では「委員長」であったので、新入生ではないはず(イベント参照)

の2点から、19歳のほうが適切であろうとして19という数字を付けました。ここの一点読みはかなり自信があったので、当たって本当に安心しました。

 

譜面について我ながら良かった点や反省点についてはまた次の記事に書こうと思います。

 

-fin-