クソフマス2018制作秘話とBMSのギミック譜面紹介

前回の日記に引き続きまして、ゲームセンターひさくんちで開催されましたクソフマス2018に提出した譜面についての制作秘話になります。ついでに、BMSでのギミック譜面をいくつか紹介してSM環境との違いを知る機会を作れればとも思います。

 提出譜面がこちらです。

 フメンタインでは曲にずいぶん悩んだことを書きましたが、この時は即決でした。何せBMSプレイヤーの間ではクリスマスに相手の名前を付けたメリクリ差分を送りあうのが習慣だからです。

何故かネタ譜面ばっかり有名になる印象のあるメリクリ差分ですが、遥か昔に存在したMr. mattunやMr. EMT2などは凄く良譜面だった思い出があります。なので僕も今回は良譜面を作ろうと思ってたんですが、「クソのほうが良い」の一言を受けてこうなってしまいました。前半が普通の譜面だったり、後半でもダブルが割かしまともな配置してるのは良心の欠片です。

 

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ひさくんさんの譜面傾向もイマイチ把握できていなかったし、そもそも作りこむ時間が全然なかったので分かりやすいクソとして文字を採用しました。あいさつ代わりです。

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で、一瞬で飽きて自分が好きな譜面を置き始めている図です。これくらいの散歩に縦連が混ざるのが好きなんですが、縦連の後に二枚抜きが来るともっと好きです。将軍様でも使った配置です。

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当時のひさくんさんのイメージとしては「叫びながらさくら(独唱)に超粘着してる人」だったのでさくら(独唱)にご登場願いました。相当端折ってますが、サビの24分と32分をそのまま引用してあります。

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で、そのまま地雷漫画に入ります。このギミックは拙作Finixe [SERIOS]【Freak《Show】Down》 [GLORIOUS]でムービー合わせで使った奴です。今回はムービーと関係なく登場させたんですが、単純に「突然遅くなるのはダサい、でもsm縛りだとSCROLLも使えない」という理由だけでこれを採用しています。

ちなみにSM3.9はBMSのほぼ上位互換くらいの拡張性がありまして、ワープ周りで判定が怪しくなる以外は完全上位互換となっています。なのでBMSに登場するギミックはsscやlua無しでも大体作れてしまいます。具体的にどんなのが作れるかは最後に。

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ところで、ひさくんさんから見ても当時の僕に関しては「考古学」というイメージしかなかったと思います。というわけで考古学者になりきってさくらの木の下を掘ってみたところHalcyonが出土しました。嘘です。

Halcyonの低速の難しさはその密度の高さもありますが、前準備なしで突然大量のノートが画面に表示されることと、最後に猶予なしで1/2→1/8への変速が入るところにあります。なので、このように猶予有で一定速度で塊が上がってくる譜面はHalcyonとはその趣を異にするものでありまして、どちらかと言えばTwist of Fateに近いものとなっています。というわけで、すっげえ遅い譜面が出てきてもなんでもHalcyonっていうのはやめてほしいなあというのが低速厨としてのワガママです。

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譜面作るの飽きました。

記事書くのにも飽きました。

 

 

BMSのギミック譜面紹介コーナー

ところで僕は基本的に「攻略と関係ない情報は譜面内に入れない」というスタンスでギミック譜面を作っています。なぜなら音ゲーはプレイ・攻略するものであり鑑賞するものではないからです。なので実はギミック譜面自体に対する評価はかなり厳しい斜に構えたものになっています。

 

Lots Of Spices [lots mineds]

上で書いたようにBMSはSM3.9環境の下位互換なんですが、そんな状況でもこれくらいのギミックなら作れるという見本です。ベンチマークみたいなものです。逆に言えばssc・lua無しのsmファイルでもこれくらい作れるというわけです。疑似的な逆流・個別スクロール速度変化、判定ライン移動、なんでもござれですね。まあSMは地雷のスキンが普通の矢印と大きく違うのでここまできれいには表示できませんけど。SM5なら地雷の代わりにFakeを使うことできれいにできます。

地雷がどうしても反応してしまう関係上、ほとんどのギミックで配置が大きく制限されるか、ノートが一時的に不可視状態になってるのが見て取れると思います。SM3.9ならワープをうまく組めばそれも回避できると思います。

 

New Period [Memorywork]

配置を記憶させておいて突如ノーヒントで再生させる譜面です。地雷やFake使った譜面予告はSM界隈では義務教育レベルですが、ここまで離れてるのはあまり見かけない気がします。

まあ最後にノーヒントの配置逆転降ってくるんで初見ではまず無理なんですけど。

 

STAGER [Stream hy Deceive]

この手の譜面では珍しくほとんど地雷を使わないギミックです。流石にこれは考えたことなかったです。脱帽。SM3.9だとワープ周りの判定が狂うので再現できないですね。

他は曲を通してスタッターギミックのやべえ奴とPIUのEXC譜面にありがちな曲暗記系停止が降ってきますので曲&譜面暗記前提ですね。たとえ曲を知っててもノーヒントでmemorywork降ってくるんで初見ではまず無理なんですけど。

 

敵性夕立/鏡面海域 /Hard/

SMには存在しない小節線を有効活用したギミックです。lots minedsでは小節線は主に判定ラインの代わりとして使用していて、どちらかと言えばMODS譜面的な感じでしたが、こちらでは画面枠として使われてます。これもある意味MODSですけど。

曲の繰り返しのないIgnis Fatuus系ギミックにありがちな問題である「どのタイミングで押せばいいのか分からない」を無理やり解決する例です。小節数998の縛りさえなければ素晴らしい発想なんですけど。

 

いくつか並べてみましたが、クソフマス/フメンタインに出てきたギミックと見比べてみるとずいぶん差があるように思います。SM系はどんどん拡張定義が増えていった結果FelnyaのMVみたいになった一方で、BMSは定義が限られすぎているので発想でなんとかしようという気概が感じられます。そしてあくまで個人的には、異なる方針の二つがともにマイクラ巨大絵画みたいなものに行きついてしまっていて凄く悲しいんですけど。